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オススメ度:3 ★★★
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| 我らが隣人の犯罪
宮部みゆき 著 文春文庫(み-17-1)、1993年01月10日発行 ISBN-13: 9784167549015 ISBN-10: 4167549018 C0193
| 表題作はオール讀物推理小説新人賞を受賞したデビュー作。隣人が寵愛するスピッツはそれはもうウルサイこと。よし、夏休みに誘拐しちゃおう。ところが進入した隣家の屋根裏にあったものは…。
そのほか、「この子誰の子」「サボテンの花」「祝・殺人」「気分は自殺志願」の全5編が含まれている。特にサボテンの花は他の書評でも好評を得ているが、二ひねりした結論にそうかと思わされる。
宮部みゆきの作品はこのテーマを二ひねりした、結論の見えにくい展開が面白い。煩い犬→誘拐しちゃえ→?。卒業研究はサボテン→サボテンには超能力がある→?。果たして最後の部分は想像できようか。できても外れます。
主人公に少年を置くことが多い宮部作品。子どもの目から見た世の中は不思議なことばかり。でも、大人から見た子どもも、それはもう不思議な感情の持ち主なんですよ。なんてことを言っているような気がする。
「祝・殺人」だけは殺人事件をテーマにした刑事モノだが、それ以外は軽いテーマで気楽に読み進めることができる。宮部みゆきの入門書として読み応えがある一冊。
(2003.04.13)
内容 僕は三田村誠。中学一年。父と母そして妹の智子の四人家族だ。僕たちは念願のタウンハウスに引越したのだが、隣家の女性が室内で飼っているスピッツ・ミリーの鳴き声に終日悩まされることになった。僕と智子は、家に良く遊びに来る毅彦おじさんと組み、ミリーを"誘拐"したのだが……。表題作以下五篇収録。解説・北村薫。 |
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