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中国 世界の「工場」から「市場」へ

オススメ度:3
★★★


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中国 世界の「工場」から「市場」へ

日本経済新聞社
日経ビジネス人文庫(に-1-16)、2002年10月01日発行
ISBN-13: 9784532191511
ISBN-10: 4532191513 C0133

本書は紹介文の通り、日本経済新聞で2001年7月から2002年6月まで連載された特集記事を再編集したもの。既に丈が伸び、等身大とは言えなくなってはいるものの、世界の経済大国に仲間入りした時期の、中国と世界(特に日本)の期待と苦悩がまとめられている。

新聞記事を再編集しているので、一つ一つのまとまりは小さい。そのため、次々とテーマが移り変わっていくが、決して内容が薄いということはない。

このときに、中国へ投資していたなら、今はどれほどになっていただろうかと想像してしまう。まだまだ、官僚が幅を利かせているため、何かと問題をはらんでいるが、資本市場は着実に根付いてきていると思う。

一方、日本は中国脅威論一色で、最近は食品や玩具で中国不安にもなってしまい、大声で中国支持はしにくい状況かもしれない。しかし、中国と距離を置いていては、気が付けば孤立しているのは日本自身に他ならない。

この本を読んで、市場に従うならば、日本は何を目指すべきなのだろうと悩む。

(2007.11.30)
内容
WTO加盟によって世界の「工場」から「市場」へと変わろうとしている中国と、どう向き合っていけばいいのか。ビジネスの現場、農村、政権中枢、少子高齢化等の社会問題まで総勢37人の記者が「等身大の中国」をレポートする。日経1面の長期連載を文庫オリジナルで刊行。

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