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バグ

オススメ度:1
★☆☆


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バグ

松岡圭祐
徳間文庫(ま-12-1)、2001年08月15日発行
ISBN-13: 9784198915643
ISBN-10: 4198915644 C0193

コンピュータプログラムに含まれる不具合をバグと呼ぶ。バグはプログラムを誤動作させ、時にはシステム全体をダウンさせてしまうこともある。子ども向けゲームにバグが含まれていたら・・・。

特にエンジニアなどをやっている人であれば、プログラム的な催眠で人の行動を制御することは必ずしも不可能ではないと思い、倫理が許すのであればそれを研究することにも興味を抱くのではないだろうか。

津久井という技術屋の性格もエンジニアを絵で描いたような人物になっている。主人公の桐生はとにかく正直さで事件を解決に導く。いまどきそんな真面目な社長は珍しいのかもしれない。

この本は原題が「水の通う回路」であり、文庫化するにあたって「バグ」に改題された。どちらかというとストーリー上でバグは殆ど登場しないが、「水の通う回路」は事件を解く鍵になるキーワードだ。なぜバグになったのか少し疑問ではある。

起承転まではトントンと進み読みやすいのだが、結がいきなり起こっているようで若干唐突感がある。それだけに結論が読めないのだが、もう少し繋ぎがある方がいいのではないかと思った。

(2010.07.13)
内容
「黒いコートの男が殺しにくる!」と叫び、小学六年の少年が自らの腹をナイフで刺す事件が起きた。その後、小中学生による同様の自殺未遂、事故が続出。事態を重く見た政府機関は、ゲーム会社フォレストの新製品「アクセラIV」に着目した。子供達は事件前にこのゲームで遊んでいたのだ。対応に追われた同社社長の桐生は、技術開発部長の津久井に疑念を抱いた…。今、話題騒然の傑作の文庫化。(『水の通う回路』改題)

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