Paperbacks - 涼宮ハルヒの暴走（谷川流）

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オススメ度：3
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涼宮ハルヒの暴走

谷川流著
角川文庫(Ｓ168-5; 13509)、2004年10月01日発行
ISBN-13: 9784044292058
ISBN-10: 4044292051 C0193

目下、テレビ版ハルヒ（２期）ではエンドレスエイトがエンドレスに放映されているが、その原作を収める。小説上は、最後の１回を収めているのだが…。

本作でも長門の活躍ぶりが目立っているようで、他のみくる・古泉は脇役に成り下がっている。大きなラインではハルヒが主人公であるのだが、長門の動きを誘うトリガーといった感じもする。作者は長門をどう思って描いているのだろうか。

ま、いずれにせよ第３話の雪山症候群は数学的要素も交えていて、世界の広がりは尽きないなぁと思うところである。

ところで、挿絵の「いとうのいぢ」は、てっきり「いとう・の・いぢ」（伊藤の意地？）だと思っていたのだが、「いとう・のいぢ」なんだと最近知った。

(2009.07.31)

内容
夏休みに山ほど遊びイベントを設定しようとも、宿敵コンピ研が持ちかけてきた無茶苦茶無謀な対決に挑もうとも、ハルヒはそれが自身の暴走ゆえとはこれっぽっちも思っていないことは明白だが、いくらなんでもＳＯＳ団全員が雪山で遭難している状況を暴走と言わずしてなんと言おう。こんな時に頼りになる長門が熱で倒れちまって、ＳＯＳ団発足以来、最大の危機なんじゃないのか、これ！？　非日常計学園ストーリー、絶好調の第５巻！